午前10時~午後7時、最終日は午後5時閉場
大丸京都店 4階リビング売場 暦2(こよみごよみ)

日本を代表する京焼・清水焼産地である京都東山にある京都府立陶工高等技術専門校(京都陶芸大学校)は、昭和21年(1946年)に創設された陶磁器の伝統的作陶技術を習得する施設です。
 創設以来70年以上にわたり、総勢3,000名を超える修了生を輩出しました。
 陶芸を通して、京都のものづくり文化を継承・発展させる人材を育成しています。
 ロクロ成形を主とする「やきもの成形科」、陶磁器に絵付をする「絵付デザイン科」があり、作陶技法はともに手づくり・手描きにこだわっており、現在も約60名の訓練生が日々訓練に励んでいます。
 今回初めての試みとして、「絵付デザイン科」の2年生の展示販売会を開催いたします。
 二年間で習得した技術やデザイン力を駆使したオリジナルの食器等を製作しました。
 絵付師のタマゴたちの成果を手に取って、思いを感じてください。
 ※2年生は2023年3月に修了予定
  
- 絵付デザイン科の2年生作品
  当校は、作家ではなく、あくまで職人として働けるよう技術の習得を目的としています。
 釉薬のことなどの勉強はもちろん、同じ器をはやく作れる、絵付けが見本どおり描けるなど、職人としての技術を学んでいます。
 今までは、技術習得のみに重点をおいていましたが、近年は販売までの流れや、金額の設定の仕方、お客様の声を聞くなども勉強しています。
 今回、「絵付専攻」の絵付デザイン科2年生の作品を、百貨店の売場で一般消費者の方へお披露目します。
  全員の共通テーマは「ハル晴春来る」それぞれが思い描く「春」を表現しました。
 厳しい寒さの中で見つけられる「春」の訪れや、ぽかぽか陽気で心おどる「春」…
 様々な春の器をお楽しみください。
  
 <作品の一例>



<同時開催>学校を修了され、活躍されている作家たち
- 「くらしを彩るうつわ展~陶工専門校OB作家4人展~」

山城直人
 プロフィール 1974年、兵庫県生まれ。 
 京都精華大学陶芸専攻卒業。
  京都府立陶工高等技術専門校修了後、京都市の窯元にて約5年間絵付師として勤務。
 その後左京区にて独立。
 2022年、兵庫県に引っ越しをし活動。 
  

上坂妙(雅号 善妙) 
 大病をして生死をさまよう経験をし、〝生かされた一度きりの人生、どう生きるのか〟考えさせられました。そんな時テレビで京焼・清水焼を見てその美しさに魅了され京都へ山岡善昇氏を訪ね弟子入りを乞い「京都府立陶工技術専門高等学校卒業後、モノになれば使う」との言葉を得て弟子入りする。
 2016年 京都府立陶工技術専門高等学校卒業後、山岡善昇氏に弟子入り
 2019年 京都文化博物館 アートフリーマーケット 推薦作家出展
 2019年 独立に伴い「善妙」を銘々
 2021年 京都 好文舎にて個展
 2021年 第43回京焼清水焼展 京都銀行頭取賞 受賞
 2022年 京都陶磁器会館にて個展~澪標~
 2022年 第44回京焼・清水焼 京都陶磁器協会理事長賞 受賞
 2022年 第47回全国伝統的工芸品公募展 中小企業庁長官賞 受賞
 イベント、展覧会など多数出展
 現在、京都市にて作陶中代表作「白菊」shrakiku
 mail tantae22@gmail.com
 Instagram @tae_kyoto_ceramic 
  

長町香奈子
 大阪教育大学大学院 教員養成課程 美術専攻 修了
 京都府立陶工高等技術専門校 成形コース 修了
 京都市産業技術研究所 釉薬コース 修了
 呉須という青い顔料を使った陶器をつくっています。
 うつわの持つ雰囲気、佇まいを大切にして制作しています。
 Instagram @kanako_nagamac 
  

陶工ヤマカワミユキ
 2018年に京都府陶工高等技術専門校 図案科卒業、同年石川県で作陶を開始。
 翌年京都に戻り「陶工ヤマカワミユキ」として制作を開始。
 暮らしの役に立つ器作りを目指して、灰釉をベースにレイヤーを重ねるように紋様を展開、釉薬と紋様が混ざり合う独特の雰囲気が魅力です。
 工房として借りている京都の町家から発信される繊細な器をご覧下さい。
 Instagram @myusalinger
  
※展示作品が変更になる場合もございます。
 
 
 工芸プレス
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